語学学校のトライアルとカウンセラーの覚悟
WRITER
この記事を書いている人 - WRITER -
24歳の時に1年オーストラリアでワーホリを経験。ワーホリから帰国後5年弱外資系で働くも今度は海外で働く事を目指して30歳を目前にニュージーランドでギリホリを経験。そして思いの外ハマってしまいこの地に住んで19年目。海外のマーケッターから学びながらフェイスブックグループ使ったオンラインコミュニティ運営にタ情熱を燃やしています^^
- この記事は2016年5月7日に書かれました。
語学学校の体験学習(トライアル)の仕組み
今週はこれからもこの思いを
忘れないでおこうと思うことが色々とありました・・・
そんな訳で自分に向けても
これから僕のサポートを検討されている方にも
ここに現状を記します。
*記事内で出るDAISUKEは昔の呼び名・・・というか本名です^^
読んでもらいたい人 | これからNZで学校や仕事を考えている人 |
読んだ後わかること | 体験学習や就職のサポート |
***************************
新しく日本人マーケットを立ち上げる学校の業務も
進む方向が決まって来てようやく外にも告知し始めました。
そこでいわゆる営業回りをしているのですが
長く同じ職場で活躍されている方。
以前とは違う職場だけど同じようにEDUCATIONに関わっている方。
かなり久しぶりの方も多くて「あー!!お久ぶりです!!」と
ついつい懐かしい話に花が咲いたり
離れていた間の話なんかもあってお話ししている時間も
長くなってしまいます^^
そしてご挨拶をして回りながら
トライアル(体験学習)もいつでも受け付けますよ。
という話もしています。
通常、現地に来て語学学校を探す場合は
「トライアルもしくは学校によってはObservation」って言って
1-2時間、体験入学が出来る仕組みがあります。
ですので渡航して最初の週に数校そのトライアルを
して一番自分に合った学校選ぶということが出来るのです。
まぁその1週間は学校側にとっては
自分の学校を選んでもらうために競合他社とのせめぎ合いな訳です(笑)
実際にトライアルで授業を受けて貰ってから
マーケティング担当(日本人カウンセラーと呼ばれることもありますが
実際はマーケティングの仕事の比重が高いです)
である僕らの仕事はそのお客さんに学校の魅力を
いかに伝えるかがキーになる訳ですが^^
・・・・
以前勤めていた学校では僕はこの説明の時に
学校の魅力を伝えるための準備には
時間をかけてこだわって作ったし
魅力などもしっかりと伝えてきたつもりです。
(熱量こそ高く見せなかったですけどね^^)
だけどそれら全てを伝えきった後には
「何校かトライアルを受けて迷ったりする事もあるでしょうけど
こういうのは相性だから自分に一番合うと思うところを選んで下さいね」
と言ってお送りしていました。
時に「迷っているんですけど・・・」と背中を押してもらいたい
素振りの方がいても
「うちなら間違いないよ!」
という事は決して言わず・・・^^
あくまでもご自身で選択してもらうというスタイルを崩さずに来ました。
なんて言うか・・・
ワーホリや留学を選んで外国に来た人には、自分の選択は最後は自分でしてもらいたい
という想いが強くて・・・・あまりにもそんな感じなので
「DAISUKEさんは私に入学して貰いたいと思っているんですか?!」
なんて抗議を言いに戻ってきた人も当時いましたよ(苦笑)
そういう人ほどその後入学してくれる訳ですが^^・・・
まぁそのスタイルが良いか悪いかは置いておいて
その後その学校のマーケティングの職から離れて他の仕事で
ある学校のマーケティングの方とお話しする機会があって
僕は当時こんなスタイルでやっていましたという話をしたら<
「私は例えば4週間だけ英語をやりたいという方が来てもそんな短い期間じゃあなたの望むような人生に変えられないと思います。私たちが人生を変えるためにはもう少し時間が必要ですね。」
って言いますという返答が来ました。
正直ガツン!!!・・・・・と来ました。
もちろん・・・
4週間が意味がないということでもないし
学校としては長く入ってもらえることに越したことはないし
それが営業トークだと思う人もいるかもしれない・・・。
だけど人の人生を変える・・・って・・・
当時の僕はそんな認識で仕事に取り組んでいませんでした。
学校立ち上げで新しいこと尽くしで必死だったけど
「結局生徒さんも最後に何かを選択するのは自分であるべき」
という考えからトライアルの後に他の学校を選んだとしても
「うち(学校や僕自身)とは相性が合わなかったんだな・・・」
とその後そのことを振り返ることもほぼなかったように思います。
それってやっぱりその人の人生を変える程に
拘わって行こうという・・・その腹の括り方。
いわゆるコミットメントが足りてなかったのではないかと・・・
そのカウンセラーさんの返答を聞いて感じた訳です。
人生を変える程に誰かの力になるということ・・・・
これは驕りでもなく僕らの仕事にはそういう部分が
少なからずあるなと最近つくづく感じます。
専門学校OR直接就職?!何を持ち込めるか?
ちょっと話が飛びますが・・・
1年ほど前に日本でITで起業されている方から
ニュージーランドの移住を検討しているとご連絡を頂きました。
その方は色々な方から話を聞き
自分でも調べた結果
「ニュージーランドでITの専門学校に通い卒業した後
ジョブサーチビザで仕事を探してワークビザ⇒永住権
という道しかないと言われているのですが
DAISUKEさんはどう思われますか?」
・・・・と
それは10人いたら8・9人は言う
一番可能性が高いアドバイスだったと思います。
正解の答えだと思います。
でも実際問題として語学学校や専門学校に1-2年通いもしその間は収入が全くなく
更に子供も外国人扱いで年間1人当たりに払う授業料が約100万円
2・3年自分や子供が学校にも通うことを考えると
ざっと見積もっても生活するのに1000-1500万円くらいはないと
生活できない計算になります。
そんなのどれだけの数の人のが可能だというのでしょうか?
そのお金がない人には海外で暮らすことは
諦めないといけないのでしょうか?
残念ながら大抵の場合はそれは真実です。
用意もなくいきなり家族で、移動、就職、永住
という訳にはやはりなかなか行きませんので・・・
だけどこの時僕はその方に聞きました。
「今されているそのITのお仕事はニュージーランドに持ち込むことが出来ませんか?
つまり・・・
その日本の仕事を請け負うことが出来ることは
こちらの現地の企業にとってもメリットを生めませんか?
日本から仕事を生み出すことが現地の企業にとってもプラスなら
雇ってくれるところはあるかもしれませんよ?!」と・・・・
その後SKYPEや日本出張などで打ち合わせを繰り返し
運よく現地で受け入れ先を探し
移民アドバイザーさんにも尽力してもらい
遂にこないだワークビザがおりました。
本来ならそこまで通常2年。
安く見積もって学費だけでも2年で500万円(3人分)
この部分をショートカットして進めたことになります。
そもそも最初の学校に通うというプランであったならば
経済的にみても移住というものに踏み込めたかどうか
難しかったかもしれません。
だから・・・・
凄いでしょ!!!!
・・・・って言いたいんじゃないんです^^
背中を押す覚悟。仕事につながるプログラム作り
その稀なケースうんぬんの話ではなくて
上で書いたように
僕らの仕事には誰かの人生を
その家族の人生を大きく変える可能性があるのだと
改めて気付かされた訳です。
その同業者のマーケッター(カウンセラー)さんが仰っていた通り・・・。
そのくらいの覚悟を持って取り組まないといけないんだと。
昔の僕は、どこかで人の人生を変えるなんて責任の重いところまで
踏み込みたくないし「人は人」ってDRYなところもあったので(苦笑)・・・
まぁそんな人間がいきなり人の人生に首突っ込みまくりな
WETな人間には当然なれはしないですけど(笑)・・・
でもご自身でも背中を押されたいと本気で思う人の背中は
自分も覚悟を持って押してみたいと思えるようになりました。
そんな考え方の転機もあって今週、学校に見学に来た
生徒さんが最後まで迷っているようだったので
こう返しました。
昔の学校にいた頃はそうやって悩んでいる生徒さんに
‘最後は自分で考えて決めて下さい‘って言ってました。
背中を押して欲しい人がいても押さず自分で決めて選んで欲しいと。
でも背中を押す=責任を持つという事でもあるので
この学校では自分の経験や人脈を フル稼働して責任を 全うしようと思ってます。
絶対他にはない貴重な経験を出来る場にします!
と・・・・
僕を知っている昔の生徒さんからしたら信じられないでしょうけど(苦笑)・・・
残念ながら結果的にはその方はもっと自分に合うと
思われた学校を最後の最後で選ばれたのですが
僕にとっては今回は「まぁ・・・うちに合わなかったんだな・・・」
というDRYに終わるんじゃなくて
「迷われない程にいいプログラム作らないと!」
「仕事につながるならここ!!と言われないと!」
そういうものを作りたいと本当に思いました。
そして結果的には選ばれなかったんですが
自分としては線を引かず「押しきれた」ので
驚くほどネガティブな感情は全然ないんですよね^^・・・
そんな出来事があったその日の夕方・・・。
終業間際に学校にあるご夫婦が訪ねて来ました。
昨年11月に日本で就職・永住セミナーをした際に
大阪でご参加頂いたご夫婦。
以前滞在していたニュージーランドに本当に
移住ができるかを確かめにGWを利用されて久しぶりに渡航されてました。
僕は今回何もお手伝いはしてないのですが
「DAISUKEさんのセミナーを聞いてなければニュージーランドに住んでみる事を検討もしなかっただろうし今回こうして再度、渡航することはなかったと思います。そしてやっぱりニュージーランドはすごく良いですね!」
と言って頂きました。
人の人生にかかわること・・・。
自分が背中を押すことで変わることがあること・・・。
そのために今まで以上に踏み込むこと。
それを頭の片隅にいつもおいて進めていきたいです。
「仕事につながるならここだ」
ってそう言われるようにまだまだ気張んないとな!
40過ぎても人は人に影響を受けて
変わることがあるんだと・・・
そんな事を最近実感している次第であります・・・。
ま・・・単純なんだな(苦笑)・・・
なんだかよく分からない散文になりましたが・・・
自分のためにもこれを残します。
Have a nice weekend!!
最後に・・・・
この部分は2017年の11月28日に書いています。元々日本部門立ち上げの為の6ヶ月の契約で始めたこの学校ですが6ヶ月ではなかなか形にならず結局丸1年いました。
(その前の学校は結構好きにやらせてもらえたのですが、この学校はクライストチャーチの時の名前もあって色々と制約もありましたが卒業時は何とか形くらいは^^・・・)今は学校を離れましたが仕事に繋がる留学・ワーホリというのはずっとテーマで考えていて・・・こんなサポートします。とかじゃなくプログラムとしてもっと分かりやすい物を作らないと行けないと思って今動いています。ちょっとマニアックなワーホリ(留学)のプログラムを作ろうかなと^^・・・またお知らせします。
この記事を書いている人 - WRITER -
24歳の時に1年オーストラリアでワーホリを経験。ワーホリから帰国後5年弱外資系で働くも今度は海外で働く事を目指して30歳を目前にニュージーランドでギリホリを経験。そして思いの外ハマってしまいこの地に住んで19年目。海外のマーケッターから学びながらフェイスブックグループ使ったオンラインコミュニティ運営にタ情熱を燃やしています^^