ニュージーランドで日本食の起業したい!!
今日はこないだ頂いたニュージーランドで起業希望の方の
お話をまたUPします。
今回の方はクライストチャーチでお弁当屋さんをしたい人なんですが・・・・
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こんにちは 私はニュージーランドで起業を考えている者です。
ニュージーランドへは以前、学生の時に留学しまして、
いつかはニュージーに住んでやる!と心に決めてはいたのですが
なかなか行動に出せていなかったのです…
クライストチャーチで念願だったお弁当屋さんを始めたいのですが、
(母親と共に。)一体何から始めたら良いのでしょうか。
観光ビザで入って、日本と現地で仕事を始める準備を完了してから
起業する為のビザを取得する方がスムーズなのでしょうか。?
そして母の英語は中学校くらいのレベルです…
二人での起業は今の時点で可能でしょうか?それとも甘く考えすぎ…?(+_+)
それにニュージーで住む所や事業を始める為の費用も結構かかりますよね…?
以前のblogを拝見させて頂いて、ニュージーで起業する自体は難しくない
(維持は勿論大変でしょうが…(>_<))という事は分かったのですが…。
突然の質問で申し訳ないですが
よろしければアドバイスお待ちしています。。
N
*********ここからDAISUKE返答**************
こんにちは。Nさん
メールをありがとうございます。
この件で不明な点を調べていて少し遅くなりましたが
お弁当屋と言う事業の前にビザのお話をさせて頂きます。
まず観光ビザなどで入国した場合ワークビザを取得するまでは
ニュージーランドで働くことはできません。
また普通はワークビザは雇用主の名前が明記されていて
その雇用主以外の場所で働くにはバリエーション・オブ・ビザと言って
新しい雇用主に書き換える必要があります。
(永住者との結婚などにより貰うワークビザには雇用主が書かれてないのでどこでも
働けます)
現実問題として今ご自身の事業で起業ビザを取得するのは難しいと思います。
というのも起業家ビザというタイプは制約もありますし経験も求められるからです。
NZ以外の国で会社を経営した経験のある人がこちらでも事業を興したいという
理由で入国しこのビザを申請することができますが
事業内容から売り上げ見込みまで細かく事業計画を国に提出する必要があり
その売り上げ見込み金額もかなり大きな目標を設定しなければなりません。
お弁当屋さんという事業でこの起業家申請をするにはその売り上げの部分で
国が求める金額まで行くことは至難の業と言わざるを得ません。
ではどのようにしてNZでもこのようなお弁当屋さんが成り立っているかと言うと
一旦企業などに勤めて先に永住権を取得しそこから自分で事業を始めるという方法です。
その方法であれば国から売り上げの件について色々指示される必要もありませんし
Nさんとお母様が生活できる分だけの売り上げを考える小規模なビジネス展開も
可能なのです。
ですのでこの場合は長期の展望が必要になると思います。
飲食関係で一度就職先を探しそこから永住権を取得してその後起業。
(ただシェフの資格がないと永住権も難しいですが)
もしくは一旦こちらのホスピタリティ(飲食業)の学校で資格を取った後に就労
そして起業と言う形がポイントも取れて一番現実的な案だと思います。
特に僕がご紹介しているホスピタリティの学校は卒業後就職率90%以上を
誇り求人も引く手あまただそうです。
ホスピタリティの分野は人出も足りなく、足りない分野では永住権を取り易い
万年人手不足リストに入っていることもあります。
そして最終的に起業をしてお弁当やさんへという方法ですね。
その他に実際お弁当屋さんで起業をした際はもちろん調理場である
お店を借りなければいけませんし各種ライセンスやCertificateを取得す
る必要もあります。
責任者証明のManager Certificate
市役所に食べ物を売る許可を貰うFood Certificate
(必要な場合)アルコール販売の許可をもらうLiquar License
等が必要になります。
これらは現実的には他の方がレストランとして使用していた物件を
そのまま引き継いで経営することも出来るので店舗を調べる際に
頭に入れておいたほうが良いと思います。
長い道のりになると思いますが頑張って下さいね!
DAISUKE
実は僕もオークランドで日本食のお弁当屋さんの宣伝もしています。
普通に店で売るだけでなく色々と方法はあると思います。
人が集まるところに毎日運べる仕組みが出来るかどうかがカギです。
Nさん頑張って下さい。
(学校などの話はまたメールしますね!)
あ・・・明日はANZACDAYと呼ばれる祝日です。
ゆっくり休みたいのですが・・・そうも行かないでしょうか?
今日もどうぞ宜しくお願いいたします。
DAISUKE