海外で働く (フレッシュマン準備編1)
先日久しぶりに「海外で働く」ということでご質問を頂きました。
> はじめまして。○○と申します。
>
> 今回daisukeさんにご相談がありメールさせていただきました。
>
> 私は現在24歳(男)で、今年の4月に大学を卒業して就職しました。
> 以前から海外で働いてみたい、できればそのまま永住したいと考えていました。
> しかし、思い切った行動もできずなんとなく今の会社に就職しました。
> 会社に不満があるわけではないのですが、このまま人生終わらせたくないと思い
>海外移住を夢見ています。
>
> ただ自分がどのように行動をおこしたらいいか、色々調べているのですが、
>様々情報があり正直混乱しています。
> そんなときにdaisukeさんのブログをたまたま見つけて、
>ご意見を伺いたいと思いご連絡させていただいた次第です。
>
> 海外で働くならニュージーランドと漠然と思っていたのですが、
>ニュージーランドで働くためにはどうしたらいいでしょうか?
>ちなみに英語力はほとんどありません(^^;)
>
> ぜひdaisukeさんのご意見をお聞かせください。
> よろしくお願いします。
嬉しいですね-。
こないだ記事で新卒の若者が国の外へ出て行くことに興味がない
もしくはリスクが高いと答える人が約半数いたという記事を書きました。
それでも残りの半分(まではいかないでしょうけど)は
今の現状に満足せず漠然とでも国外の道も視野に入れているということですね。
で、僕としてはどんどん日本という今までの常識だけじゃない
外の世界も見てみる若者が増えるのは大賛成の立場ですが・・・
今回その前にちょっとひとつ聞いてくださいな(笑)というお話です・・・。
**************DAISUKEからの返答*************
○○様
返事が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
ここのところBLOGも記事をあげておりませんでチェックしておりませんでした。
今年からお仕事をされているとの事ですね。
まずは皆さんよく仕事は3年は続けろと言いますが
僕も基本的にその考え方に賛成です。
特に新卒で初めて社会人になったら尚更です。
まずは今回海外での仕事の前にその準備段階という感じのお答えをさせて頂きますね。
海外で働くには、仕事をするにはまず「英語力」って
皆さん最初に思い浮かべるかもしれませんがそれ以上に
日本での社会経験っていうのはすごく重要だと僕は感じます。
僕は下記の3つの理由で外に出る前に3年くらいは日本で働くことをお勧めします。
(僕は我慢できずに新卒で入社した会社も丸2年で飛び出してしまいましたが・苦笑)
1.海外に出ても将来日本人を相手に(職場でもお客様でも)仕事をする可能性も高く
その時に日本の社会人としての経験がないとやはり色々と仕事上問題がある事が多い。
2.日本で経験する仕事というのは色々な意味で精神的にも肉体的にも忍耐を伴う
仕事も多い(と僕は感じます・苦笑)
そしてそれを経験し乗り越えると海外での仕事で大変な時も
「あの頃は真夜中まで働いてその後飲み歩いていたな」
「なんて理不尽なお客さんを相手にしてたんだろう」
「なんで関係ない自分が頭を下げてたんだろう」
といった風に考えられるようになり、そんな事も乗り越えて外に出れば
「あの頃の大変さに比べればまだまだ頑張れる!!」と思えるようになる。
3.日本円で稼げる給料は少なくともNZに比べると破格に高く待遇もまだ良いと思います。
(NZでは交通費などの支給はなくボーナスも基本的には歩合のある営業職は別として
日本のように時期が来れば必ず出るというものではありません)
ので日本円を稼げる間に沢山稼いでその後の自分への投資用に貯金ができる。
と言う事が言えると思います。
ですので日本での仕事を我慢して仕事をすると捕らえるのではなく海外で仕事をする上での
必要なステップと捉えると良いのでは?と思います。
もしもこれ以前に社会人経験があるというのなら別ですが日本での社会人経験は
色々な意味で○○さんを救ってくれると思います。
日本でちゃんとこれらを経験してきた人は海外でも通用すると僕は思います。
ただ僕にも当初不足してると実感した時期がありますが「待っている」姿勢じゃなく
とにかく今ある常識の範疇を越えてどうやったら他の人にはない自分の良い点を
アピールできるか「攻め」の姿勢も大事だと思います。
日本にいると「待っていても」本当に何でも情報が飛び交っていますよね。
なんなら知りたくないことまでどんどん入ってきます(苦笑)
だから日本に住んでいると「待ってる」ことにもう慣れてくるんだと思います。
だけどこっちでそれをしたら本当に何も前に進まないんですよ。
孤独が待ってるだけかもしれません(苦笑)
ワーホリで「つまらない・・・・何もなかった・・・」ってさっさと
見切りをつけてしまい帰国する人がいても不思議じゃありません。
日本でのスタイルをそのまま持ち込んできてそれをそのままNZにも求めていれば・・・。
でもここではそれは通用せず自分で分からないまでも動いてみよう。
まずはやってみようというTRY&ERRORの繰り返しです。
運がよければそこで何かが見つかるのではないでしょうか・・・。
運と書きましたが実際はどれだけ数打つか(行動を起こすか)の方が大きいんですよ。
ニュージーランドで働くにはの前の話がちょっと長くなってしまいました。
ちょうど今夜僕の高校時代からの一番の友人から本気でNZ移住を視野に入れている
との連絡が入りこれから色々と再度調べて行こうとしている所です。
またこのBLOGもそっち方面で話を作っていくので覗いて見てください。
よろしくお願いします。
*********DAISUKE返答より*************
とまぁまだ核心の話は全然書けてないのですが返答でも書きましたが
夕べ日本の一番の友達とスカイプしました。
もう3人の息子持ちのオヤジになった彼と奥さん。
子供の将来も考えて本気でNZに移住する事を検討していて必要なら
彼だけ先に渡航し仕事を探す事も検討中だとか・・・。
彼とのスカイプの中での会話も今回の○○さんの質問の
答えになるかもしれません。
色々な側面がありますので久しぶりに「海外で働く」について
色々と書いてみます。
おっと大事なことを書き忘れてた・・・。
僕は今でも海外で働くとは海外で暮らすこととは・・・特別な事じゃなくスゴイ事とも
思っていません。
僕なんかでできるのですから(笑)
これは謙遜でもなく卑下してるのでもなく本当に「僕くらいで出来るのだから」
という気持ちは常にあります。
日本の仕事の方が正確性、速さ、プレッシャー。多くの部分でまだまだNZの
上をいっていると感じます。つまりそれらを身に付けていれば海外で働く事も
十分可能性はあると思います。
僕がたぶん他の人より少し違ったのは良いのか悪いのか
新卒で入社した前の年にバブルが弾けて「リスク」というものをどこかで常に意識していた点です。
もしも会社が潰れたら、クビになったら、業界が急に低迷して仕事がなくなったら・・・
そんな事(ばかり考えていたわけじゃないですが・笑)になった時に
なにも手立てがない・・・・こんなはずじゃあなかった・・・・・。
そういう風に思いたくないという気持ちはありましたし今でも持ってます。
外国で働くと言う事は就職がGOALじゃないですからそこからも
競争はありますからね・・・。
そう、だから僕で出来るのですから日本でガッつり仕事こなせれば
あなたにもきっとチャンスはあると僕は思うのです!!。
しばらくこの当たりの記事を書いてみます・・・。
DAISUKE