カルチャーショック! 日本とニュージーランドのこんな違い
Kia Ora everyone, Chiyuki です。
もう10月末だというのに先週に続き今週も大型台風が日本列島を襲いました。異常です。そして台風一過の本日の気温は20度、わたしは半袖を着ております。毎年衣替えのタイミングがよくわからず、早すぎたり、遅すぎたり・・・そして今年も未だわからず(笑)。日本とニュージーランド、季節は真逆だけれども、4つの素晴らしい季節が存在する似たような気候。季節の移り変わりを感じながら大切に生きたいですね。
このように、日本とニュージーランド、2つの国には似たようなところもあれば、全く異なる点もあります。
「あ、そのゆるさいい♡」と思うこともあれば、「いやいや、それはだめでしょ!」と思うこともしばしば・・・。所詮、外国なのでまぁいくらかの違いはあるでしょうし、その違いを体験しに現地に行くわけですから、多少のカルチャーショックを受け入れる心構えはできているでしょうが。
まぁ、そんな心構えで行ったとしてもきっとショックを受けるであろう日本とニュージーランドの違いはこのような点:
1_靴を履かない
いや、靴を履かないと言ってもですね、靴は持っているんですよ、ニュージーランド人(kiwi)も。靴屋さんもありますし、靴箱もあります。ただ気分やTPOによって裸足で出かけることもあるんです。最近はさすがに都会化してき、街中では靴を履く人ばかりのようですが、それでもまだまだ裸足族がいる模様。郊外や芝生、もちろんビーチなどでは靴を脱ぎ捨て “解き放て、裸足!” の人ばっかり。自然と一体化したライフスタイルを大切にするkiwiならではのcarefreeさですね。
ちなみにわたくしは学生時代、ごうにいっては郷に従え精神で裸足で街中に遊びに行き、血を流し途中で絆創膏と靴を買いましたけどね。裸足スタイルを試したい人は、一応緊急事態に備えてから出かけましょう。よろしくお願いします。
2_ランチからワイン
はい、最高! 推奨します、ランチワイン。お昼から美味しいワインを飲みながら、ビジネスの話をするなんて素晴らしいではないですか! 仕事中に飲酒は不謹慎? そんなかたいこと言わないでください。そんなの自己責任ですよ。要するに、結果を出せばよいのです。
ニュージーランドで「ランチミーティング行ってくるわ」という人がいたら後をつけてみてください。美味しいソーヴィニヨンブランを片手に、ゆる~くミーティングしていますから♡
3_人間より多いアレ
日本の人口は2017年元旦時点で約1億2558万人。ニュージーランドの人口は2016年時点で約469万人。わたしがいた90年代後半は約380万人だったので、ここ20年での増加は約90万人! 反対に日本は2016年度より30万人ほど減少。
そしてこれから更なる人口の増加が予想されるニュージーランドには人間の数を超える○○○が・・・。
どーーーーーーーーーーーーーん! ∑(゜Д゜)
ザワザワ ザワザワ
そう、ご存知ヒツジさんです。その数、2980万以上だとか (よく数えたな・・・)。人口1人に対しヒツジ6頭ほどお飼いになれる計算になります。
でも良く会った人に言われるんですよ。「ヒツジ、ヒツジって言うけどさ、空港着いて街中に向かう途中、ヒツジなんか全然いなかったけど?」って。そうなんです、多くの国際線の乗り入れがあるオークランド国際空港近辺は牧場や農場が少なく、そのためヒツジさんを目にすることはほぼありません。ヒツジさんに会いたい方は、ふらっとオークランド郊外へどうぞ。すぐに郊外なので、すぐに会えますから(笑)。
4_NEW ZEALAND TIME
ニュージーランドタイムと言っても別にニュージーランドの現地時刻がどうとかではないんです。これは単にゆるいニュージーランドの時の流れに身をまかせすぎで「時間通りに来ない!」ということ。ええ、困ります(笑)。人だけじゃなくって、バスなんかも時間通りに来ないし、なんか寧ろ来たら良い方だったり。渋滞すると運転手さんが機転を利かせ (? 笑) 別ルートで目的地まで向かっちゃったりするんです。え? じゃ、その間で待っているお客さんは? と思うのですが、「そんなの次のバスに乗れるっしょ!」ってノリです。電車が2~3分遅れただけで、「ご迷惑おかけいたして申し訳ございません!」とアナウンスされ、時間に寄っては遅延証明書が渡される日本とは大違い。日本も度が過ぎることもありますが、時間厳守になれてしまっていると外国でイライラしてしまうことも。遅れてる人がいたらどうかこう言いながら笑ってお許しを。
「あぁ、ニュージーランドタイムね」
5_小さな地球
最近でこそ日本でも多く外国人を見かけるようになりましたが、わたしが小さかった頃は道端で外国人の人を見かけると「あ、外人さんだ」という眼差しでみんな見ていました (何時代生まれよ、笑)。でもニュージーランドには90年代後半でもすでに多くの non-kiwi がいて、まさに人種の坩堝とはこんな場所のことを言うんだ、と子供ながらに思ったのを覚えています。南半球でも結構果ての方に位置しているニュージーランド、それでもこれだけ世界中の国々から人が集まるということは、それだけ魅力的な場所ということなんですよね。わたしはニュージーランドのことを世界がギュッと凝縮された場所という意を込めてこう呼んでいます “小さな地球” ← これ、わたしの好きな言葉なんです。
いかがでした? みなさんの体験談も是非お聞かせくださいね。
ABOUT CHIYUKI
ニュージーランド オークランド大学卒。その後、台湾の航空会社でCAとして9年間乗務。現在は建築設計事務所にて秘書兼海外広報担当。翻訳者や美容ライターとしても活動中。ワインエキスパート。1983年生まれ。MISS WORLD JAPAN 2005 ファイナリスト。INSTAGRAM: chiyuki_arita