フェイスブックグループの有料機能を含むマーケティング戦略が今アツい?!

この記事を読んで欲しい人 | フェイスブックの大きな変化とそれをどうビジネスに活かすかを知りたい人 |
記事を読んだ後分かること | グループ運営を通してマーケティングに活用+マネタイズする方法 |
こんにちは。
ニュージーランドからDuke(@kogepanman)です。
ちょっと今回はニュージーランドや海外に限定した内容ではないのですが僕も長い間結構な数運営しているフェイスブックグループについてです。
*4章の辺りでnzグループについても触れています
ちょっと前までは企業やインフルエンサーの人なんかはまずはフェイスブックページを作ろう。
という感じだったのですがフェイスブックの創始者のマークザッカーバーグは2017年6月22日「コミュニティ作りを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」と発表し、フェイスブックグループに新たな機能を追加して今後コミュニティ運営の重要性を強調しました。
実際にその後ページ内のインサイト機能を充実させたり、管理者にとって使いやすい機能をどんどん増やして行きました。
先月も「グループをFacebookの新たな中心とする」というニュースがありました。
そして終にはフェイスブックグループに有料オプションを付けて管理者がマネタイズできるような機能も去年一部開始しました。(2019年5月現在はアメリカの一部のグループのみに試験的に始めているようです)
僕自身も大小合わせて6つほどグループを管理していて今後の取り組み方について最近よく考えています。
そこで今回はこれから激アツになる事が想像される?!フェイスブックグループの概要と今後どんな可能性を秘めているかについて書いてみようと思います。
まずはフェイスブックグループって何?という人のためこんな事が出来ますよ。
ってところを自分の経験を元に最初に書くと・・・・
・Facebook広告を使わずも通常投稿の10倍以上の効果を生み出した。
・労せずしてメールリスティング・見込み客動向を手に入れる事が出来るようになった(NEW)
・自分以外の色々な方からの情報提供があり知らない分野の知識が勝手に集まって来る
・情報交換の中から人脈が何倍にも増えて仕事などでコラボレーションの機会を得る
・オンラインを越えてオフラインの交流会・イベントのコーディネートの機会を得た。
・セミナー講師として延べ500人以上もの方に参加頂けるようになった。
そしてそこから会社に属するだけでなくプロジェクト単位で周りの方とチームを組んで自分の好きな仕事を進めていけるようになった。
そんな自分の経験も含めて順番に解説して行きます。
*注:既にEbook「フェイスブックグループを活用して人脈・仕事を10倍に増やす方法2018」をご覧になった方は1・2章はそこからの抜粋ですので3章くらいから読み進めて頂くと良いかと思います。
もくじ
そもそもフェイスブックページとフェイスブックグループって何?
フェイスブックについては個人の情報発信に使う人もいればフェイスブックページ(ファンページと呼んでいた頃もあるようですが)を作って個人や企業の宣伝に使う場合もあります。
だいたいどこのフェイスブック関連の本にも
「これからはSNSの時代だから企業のフェイスブックページを立ち上げましょう!」
といった事が書いてあるかと思います。
また最近ではSNS専任の部署がある会社なんかもあってフェイスブックの使い方を知ることは今後自分のビジネスや活動をしていく上では欠かせないツールである事は間違いありませんね。
ただ年々無料で記事をUPしても人に見てもらえる効果が薄くなって来てFacebook側が広告を使ってもらわないと人々にリーチしないようにどんどんシフトしていっています。
2013年以降この傾向があり2017年だけでも初頭に比べて20%以上表示される率が下がったというデータもあります。(データページにLINKしています)
*ここ重要なので覚えておいて下さい
そしてこのフェイスブックページとは別にフェイスブック・グループ(以下FBグループ)というのがあるのはご存知ですか?
サークルや身近な身内で情報をやりとりに使う場合もあれば趣味や共通のテーマについての交流の場として使う場合もあります。
そんなFBグループですがその身内的な使い方とは別に
やり方次第では実はフェイスブックページよりも効果的に集客したりファンを作り出してしまう事が可能なのです。
またフェイスブックページとFBグループを掛け合わせる事によって相乗効果が出る事も数字に表れていることを確認しております。
特に大企業などのフェイスブックページはまた戦略が違うでしょうけど小中規模の企業であればFBグループをうまく使いながら小資本で宣伝効果は間違いなく実感できると思います。 ニュージーランド Connect JPNZ(約4000人) 海外生活(留学・就職・移住)について語るグループ (約4800人 ) ウォーキング&ランニングで楽しみながら健康になる (約3100人) 大好きな映画を語るグループ (約5800人)
(全てではないですが)僕は現在下記のようなグループを運営しております。
またフェイスブックページも1つ管理しています。
海外就職・海外移住情報センター
この違いが分からず混乱する方もたまにいるようですがフェイスブックページは「いいね」が押せるようになっているページです。
皆さん必死に自分のページに「いいね」押してね!!と推奨しているページのほうです^^
一方のFBグループは特定の企業やサービスなどに「いいね」する訳でなくあくまでも投稿に対して「いいね」やコメントをしてメンバーとやりとりをするページになります。
この2つの違いについては目的によって使い分けが必要になってきますのでその違いとあなたがまずどちらのページを作るべきなのかの目安を書かせて頂きます。
人に情報を与えたいのか?人と情報をシェアし合うのか?
まずあなたがFacebookを使って人脈を広げたいもしくは集客や宣伝をと考えている場合
フェイスブックページとフェイスブックグループの違いについて知っておく必要があります。
・個人名でも団体名、サービス名などで登録可能 ・一番最初はファンが0というところからスタート(積み上げ式)
・「いいね」を押した人は「ファン」と呼ばれる(取り消しも可能)
・個人では友達5000人が上限だがファンの人数は無制限
・人のフェイスブックページに書き込みは可能だが右端のビジター投稿という扱い(PC)
・Facebook広告が利用できる
・投稿内容は検索エンジンの対象になる
・インサイト機能により閲覧者のリーチ数、性別年齢などが確認できる。
主に情報を提供する側としての投稿がメインになる。(提供者主体)
・個人名でも団体名、サービス名などで登録可能
・「公開」「非公開」「秘密」の中からグループ設定する。
・グループ自体に「いいね」はなくメンバーの投稿に対して「いいね」やコメントが書ける
・グループメンバーの人数は無制限
・コメントはグループ内のメイン部分にフィードされる。
・Facebook広告が利用できない(グループ内のイベントでは利用可能)
・投稿内容は検索エンジンの対象にならない
(但しグループ自体は検索対象になります。ニュージーランドコミュニティで検索すると・・・^^)
・インサイト機能はない。(2017年変更になり機能が付きました!)
・一番最初から多数のメンバーをグループに招待可能(招待式)
・参加条件に質問を設ける事も可能になったので参加希望者へのマーケティングリサーチやメールリストやライン@等のリスト取も可能になりました(後述)
情報提供もしながらメンバーからも情報・意見を受け取る(双方向からの情報交換)
といった違いがあります。
では違いが分かったところでフェイスブックグループで何が出来るかについて書きます。
フェイスブックグループではどんな人・団体・企業に向いているの?
まずフェイスブックグループの特徴として情報提供だけでなく双方向のコミュニケーションが
大事だという事をお伝えしました。
ちょっと語弊があるかもしれませんがフェイスブックページはある意味自分の方から一方的に発信するウェブサイトやブログなどに近いというイメージですね。
一方のFBグループはグループ内のメンバーとのやり取りを通してグループ内を一緒に盛り上げていくというイメージでしょうか。
極端な話、管理人である僕がコメントを発しなくてもメンバー同士でグループが活性化するというところが一番大きな違いだと思います。
事実、僕は上に挙げた映画のグループとランニングのグループは現在は副管理人の方たちにお任せしてほぼノーターッチですがメンバー同士の交流によってどんどん大きなグループに成長していっています。
ですのでグループが向いているケースとしては
・多くの人が興味を持ちメンバー同士の交流からグループが盛り上がる。
・企業対企業というよりもより個人対個人 もしくは個人対団体という形でのやりとり
になるかと思います。
ではグループページは企業には向いていないのか?といえばそうではなく企業の宣伝になっていく形よりも先により個人的なところから入っていくというか・・・
その企業名が先に目に付くのではなくグループ内のある個人が言葉を発していく内にその人のやっている事が認知されていくというイメージです。
ですのでグループ内で頻繁に自分の企業やサービスを紹介する行為は残念ながらグループ内でもあまり反応は良くありません。(=いいねやコメントなどほとんど付きません)
広告以上の効果のあるグループの凄さとは?
上のような理由で広告を打ってすぐに効果を期待するのであればグループは即効性という意味では向いていないと思います。
フェイスブックページであれば投稿のひとつにも広告を打てますのでそちらの方が向いていますね。
但しグループが活性した状態である場合フェイスブックページのLINKをグループに設置するとしない場合とで閲覧数に10倍以上の開きがある事が確認できました。
(その「活性した状態」の定義が難しかったのですが今はインサイト機能の中から閲覧数、エンゲージメント、アクティブなメンバーの数などが計測できるので分析しやすくなりました)
つまりはフェイスブックページに有料で広告を使った時と同じかそれ以上の効果です。
これはグループを作る当時は全く想像もしていなかったのですが思わぬ相乗効果ですね。
ですのでまとめますとフェイスブックグループに向いているケースは:
・多くの人が興味を持つテーマで自分だけが発信するのではなくメンバー同士の交流からグループが盛り上がる。
・企業対企業というよりもより個人対個人もしくは個人対団体という形でのやりとりから
・企業の宣伝という意味で即効性はないが長く育てて活性化したグループに成長した場合に興味がある人が集まっているので集客効果が高い
そしてそれだけではなく多くの人がグループ内に増えて行くとそれまでには決して知り得なかった人脈や仕事が舞い込んでくるという最大のメリットがあります。
僕には今こうしている間にも今まで知り得なかった多種多様なジャンルの方面の方からコンタクトがありいつも新しいことにチャレンジできる環境にあります。
交流する人の数も今までに出会ったことがないようなタイプの人との交流も毎年増え続けています。
自分の興味のある事から多くの人を巻き込んで交流をしていく内に人脈も仕事も手に入れてしまう。
そんな魅力がグループページにはありますので自分の興味がある分野でまずは作ってみる事をぜひおすすめします!!
新しく実装された機能がビジネスに適している理由とは?
7・8年前にグループをスタートした当時から既にフェイスブックグループで出来ることとして
・コミュニティを通した人脈構築に最大のメリットがある
・アンケート機能を利用してマーケティングリサーチができる
・イベントを企画してオフ・オンで交流できるメリットがある
・共通のテーマで集まっている場なので何かをする場合に告知・集客がしやすい
といったメリットがあったのですがそれに加えてここ最近は様々な機能が追加されてグループの管理もし易くなりましたし、マーケティングツールとしての役割も大きくなってきました。
そこについても解説してみます。
参加希望者への質問でリストマーケティングに活かせるようになった
グループでは数年前から参加希望者に最大3つの質問ができるようになりました。
この事により参加者がどんな事を知りたいか?
どんな事を望んでこのグループに入りたいか?
等マーケティングリサーチが出来ると共に僕は更にそこから最後の質問にグループ参加条件としてメールやLINEの登録を条件に付け加えました。
これによりリストマーケティングにも直ぐに活かせるランディングページの様な役割も持てるようになりました。
充実のインサイト機能でグループの動向の把握が出来るようになった
以前にはなかった機能のもうひとつ大きな流れとしてインサイト機能が挙げられます。
この機能によって
どういった投稿が、どの地域の人に、何時くらいに、どの程度の人に支持されているか・・・
そんな事も分析できるようになりました!
その他の細かい仕様変更
その他にも色々とあるのですが自分の運営するフェイスブックページや関連のグループページと紐付けができるようになったり、メルマガのように時間指定で投稿が出来るようになったり、過去の記事が分かるようにトピック分けができるようになったり・・・
とにかく参加者や管理者にも便利な機能が増え続けています。
一部開始されている有料機能では何ができるのか?
さてここでようやく今回の本題です(遅っ!!^^;)
昨年2018年にアメリカの一部のグループに有料機能を試験的に実装したとアナウンスがありました。
Facebook is testing paid subscription options for private groups
どういう事かと言うと要は月額$4.99~29.99ドルの間で有料の会員制グループが出来るという事です。
今までは完全に無料として動いていたグループにも課金の仕組みを取り入れるという事ですね。
いや、いや、今までだって所謂有料のネットサロンなんかもフェイスブックグループを使ってたでしょ?!
って事もあるんですがこの導入によってフェイスブックグループに大きな流れができそうなのは
無料で今まで通りライトに参加する人と、有料でも積極的に情報や人に絡んだりするヘビーに参加する人が同じ入り口(グループ)で選択ができる。
ということですね。
えっ?どうゆうことですか??・・・ですか?^^
今自分の運営しているニュージーランドグループを例にちょっと解説してみます。
有料オンラインサロンとグループの有料機能の違いとは?
既に4000人以上が参加されるニュージーランドのグループ。
情報だけをたまに見に来る人もいれば積極的に発言したり、イベントの宣伝をする人もいる。
今までの部分はそのままで運営しつつ企業やイベントの告知の部分に有料で新たなオプションを考える。
例えば・・・
・グループ内で週1回までの企業・イベントの宣伝
・冒頭のお知らせの部分の宣伝機能の開放
・興味のある分野のグループ内外の人材を繋げるお手伝い
・オンライン勉強会(就職・起業・投資・実践英会話等)
・テーマを決めて月に一回 ZOOM等でオンライン交流会
こんな事を有料オプションを選んだ個人・企業に提供していく。
(*これはあくまで一例です・・・ニュージーランドグループの方の声も聞いて決めて行きたいです^^)
それで、何が他のオンラインサロンとグループの有料オプションが一番違うかと言えば・・・
という部分になるかと思います。
これは大きいですよね^^
フェイスブックグループを今すぐ始めるには?
とは言え・・・書いたようにこの有料オプションはまだアメリカ国内の一部のグループに試験的に試されているという段階なのでこんな事今から考えててもしょうがない・・・・
あなたはそう思うかもしれません。
でも今だからじゃないでしょうか?!
フェイスブックグループの可能性は書いて来た様に物凄く高いものの上で書いたように活性化するまでには少し時間が掛かります。
いざ、有料化オプションが日本を含む他国でも解禁になっても準備までにはそれなりの時間が掛かります。
でも一旦活性化し始めると雪だるまのように増えて行くのですが^^・・・
また仮にこの試験的な有料オプションが導入されなかったとしても今後もフェイスブックがオフィシャルにグループに舵を切っていく(=色々な機能を増やしていく)と言っている事に何ら変わりはありません。
そんな事も含めて夢を叶えたい個人や集客に困っている中小企業がすぐにでも取り組むべきなのがフェイスブックグループだと僕は強く思います。
そうは言ってもどこから始めるんだ?
そんなあなたに向けて電子書籍を案内させて頂きます。
実は昨年フェイスブックグループの可能性についてeBOOKという形である記事にダウンロードのリンクを置いたところ1200人以上の方からダウンロードをされました。(今はダウンロードをストップしています)
これには僕自身が一番驚きましたがやはりフェイスブックが今後グループ(コミュニティ)運営に舵を切っていくというアナウンスが凄く影響しているんだろうな・・・と感じました。
とにかく・・・
そのEbookを2020年仕様に加筆・修正して現在アマゾンで販売させて頂いております。
金額は980円ですがKindleunlimitedに入っていますのでメンバーの方は追加料金なしでお気軽にご覧頂けます!
是非ご参考下さい!
【 もくじ 】
1.人生を変えてしまうフェイスブックグループというもの
2.どのようにしてフェイスブックグループページに出会ったか
3.個人のfacebook、facebookページ facebookグループページの違い
4.人に情報を与えたいのか?人と情報をシェアし合うのか?
5.フェイスブックグループが向いているケース
6.まずはグループのテーマを決める前にやること
7.グループ設定の注意点
8.グループ詳細設定はとても重要
9.いよいよグループ開始。まずは何をする?
10.どうやってメンバーを集めるか?
11.グループにふさわしい参加者とは?
12.多くの人を巻き込む力。グループ(コミュニティ)の最大の強み
13.グループを活性化させるアイデア
14.10倍のリーチ!!最強コンビ・フェイスブックページ+グループ
15.新機能でメールリスティング、見込み客の動向が取り込める!
16.インサイト機能でグループの動向をチェックしよう
17.FBページや他のグループページとも連携させて拡散効果を高めよう
(自動返信機能について)
18.グループの新たな設定・ユニット機能によってオンライン講座などが運営可能に
19.メンター機能を導入してグループの活性化を図る
20.海外と日本のフェイスブックグループのマネタイズの違い
(時間がない人はここからだけでもご確認下さい)
21.そんなこれから必ず日本でも爆発的に増えるグループ運営のノウハウを一緒に学びませんか?
22.海外で何か目標がある人にはグループを使った別のメニューもあります
*PDF70ページほどですが前半部分は今回の記事にも抜粋して使っています^^