ニュージーランド小学校入学や留学・移住まで考える方に知っておいて欲しい驚愕の事実
この記事を読んで欲しい人 | お子さんの留学や家族移住を考えている方でニュージーランドも候補にある方 |
記事を読んだ後分かること | NZの自然や自由のイメージをはるかに越えるハイテクや実践的授業の実態 |
こんにちは。
ニュージーランドからDuke(@kogepanman)です。
今日は息子たちの父兄参観に行って来ました。
昨年長男のに初めて参加した時に相当ショックを受けて帰って来ました。
これからニュージーランド🇦🇺版の父兄参観。ただうしろで見るのじゃなく前回は長男の作ったプログラミングとそれを上級生に売って学校だけで使える通貨(これも仮想通貨?!)を得たというプレゼンを受けた。今回はどんな驚きがあるかな。自然や自由さだけじゃ無くなかなかやってきますよ、この国の教育😉
— NZ移住&就職案内人Duke (@kogepanman) August 26, 2019
で・・・今年もどうなのか楽しみにしてたのですが今回はその期待を遥かに上回る内容だったのでこちらに記事&動画でお伝えします。
いや・・・ニュージーランド。羊の皮を被ってヤバいす^^・・・・
もくじ
ニュージーランドの父兄参観は後ろに並ばない
そもそもですがこの父兄参観は英語だとStudent led conferenceって書かれています。
つまり学生(=子供たち)がリードするカンファレンスだという意味ですね。
開始前に親が教室前で待っていて始業のベルが鳴ると子供たちがおのおの親の手を引っ張って自分の席の隣に座らせます。
そしてそこで普段自分が学校でやっている内容を発表するような形です。
後ろには並ばずに子供たちの横で1対1で話すんですね。
去年はここでいきなり上のツィートの話をされて面食らってたんですが今年は最初聞いてても「ふぅーん」くらいの印象。
ニュージーランドに移住しても日本の教科書は領事館で無料でもらえるので分かるのですが日本の方が難しいこと勉強しているような印象を持ちました。
特に(少なくとも)小学校までは算数が大分差があるように思います。
ロールプレイングゲームを用いたライティング
昔E.T.という映画の中でも紹介されていたテーブル型ロールプレイングゲームにDungeons & Dragons(通称D&D)というものがあります。
サイコロを使いながら魔法とファンタジーの世界を体験できるというゲームで僕も中学生の頃ハマった事があります^^
そしてそのゲームはNZを含む西洋圏ではまだ根強い人気があるようで・・・
なんと、それを授業にも使ってしまったというもの。
生徒はおのおの自分のキャラクター(ロードオブザリングに出てくるようなホビットやエルフやドワーフ)を作り上げて職業なども選んでそれをライティングするという事らしいです。
しかもターム(学期)休み中にその書き上げたキャラクターを使って先生の家で実際にゲームプレイをしに行っていました。
もうゲームなんだか授業なんだかよく分かりません^^;
Googleアプリと自主性を尊重するレッスン
ちょっと変わったところで言うとアンケート調査というレッスンがあってテーマは自分で決められるようでグーグルフォームを使って校内の動向調査ということもするようです。
うちの子は学びたい第2言語という項目で色々と質問事項を作ってその解答を見て傾向を分析していました。
因みに1位はスペイン語、2位は中国語・・・日本語は3位でした。
昔は1位だった時期もあったようですけどね^^;
大人でもグーグルフォームなんて使う人限られているのに小さいうちから色々と使う経験は良いなぁーと思いました。
でも本当の驚きはその後に隠されていました・・・
ニュージーランドではお金に関するレッスンがある
マジですかニュージーランド?!
既に給料、ローン、税金、Kiwi saver,資産運用、保険そして寄付の仕組みを仮想のお金を使って学んでいるなんて・・・
ちょっと何が起こってるのかよく分からなくなりました・・・
というか僕がその授業受けたいわ!(笑)
長男は11歳ですよ。
日本だとリアル過ぎて批判もあるかもしれないですけど・・・
これからの時代を生きていく彼らには正に実践的だと感動しました。
これは家に帰って調べたらオセアニア地域発のお金を学ぶプラットフォームで既にNZの小学校の半数が導入しているらしいです。
financial education platform-Banqer-
しかも学生は無料で提供されているらしいです。
恐るべしオセアニア・ブラザーズ・・・。
コーディングでロボットを動かす7歳の授業
ちょっとクラクラしながら今度は次男のところに参加して7歳だしなぁ・・・とゆるい感じのプレゼンを受けてたんですけど暫くすると・・・
(うちの子供たちは全員僕をそう呼びます・苦笑)
もぉ・・・・許してぇーーーーーーーー
ダイくん全然ついていけないッス・・・
置き去り・・・っす。
なんか唖然とした感じで帰路につきました(苦笑)
もちろんプログラミングは日本でも流行ってたりこれから授業にも取り入れていくと聞いています。
だけどこのお金のレッスンやロールプレイングゲームを使うこのバラエティの豊かさというか・・・多様性というか・・・
楽しみの中にも生きていくための術を学ぶ時間を設けている。
この辺がニュージーランドっぽさが見える部分だなと再確認した父兄参観でした。
ニュージーランド小学校に留学する費用はどのくらい?
さて、そんな小学校ですが、もし日本から(親子)留学という形でされたい場合はどの位費用が掛かるのでしょうか?
特にうちの子の学校はインターナショナルの学生の受け入れも積極的に行っています。
最近は日本からご興味のあるご家族の学校見学を手配することもあります。
ぶっちゃけると学校としては色々な国の学生を受け入れるというダイバーシティという側面もあるし、インターナショナルの学生さんには学費を請求できるので貴重な運営財源でもありという部分もあります。
*こないだ担当者も日本から見学に来られたご家族に率直に回答されていました。
インターナショナルの学生という扱いになる場合は通常1ターム(学期)以上から入学の申し込みが可能な小学校が多いです。
ご興味がある方は見学等手配させて頂きます^^
年間100万円前後の学費が無料になる方法
上では年間で14000ドル(現在のレートだと100万円)前後と書きました。
しかも1人当たりですのでお子さんが2・3人とかいる家庭はそれだけでも大変です(大汗)・・・・
ですがこれらの学費が掛からない方法があります。
それはずばり国内学生(Domestic student)扱いになる事。
居住(永住)権を持つ子供は国内学生扱いになるので上の学費は一切掛からず無料です。
あるのは年間の寄付として数百ドルくらい。
これは大きな違いですね^^
居住権以外にも国内扱いになる条件がいくつかあります。
例を挙げると・・・
・NZ政府に認められたエクスチェンジプログラムに参加している人の子供
・ワークビザ保持者で一定の条件を満たしている人の子供
・博士資格等上級資格の勉強のために学生ビザを保持している人の子供
・投資家ビザ申請中の人の子供
・難民ビザ保持者の子供
他にも色々な条件で可能性があるようですがその辺は移民アドバイザーや弁護士にご相談する必要があります。
実は僕の運営するグループでもこの9月からある移民アドバイザーさんの45分無料相談サービスがスタートしますのでご興味のある方は是非ご利用下さい!
そんな訳でニュージーランドの小学校は自由な部分もありつつ大人になってもすぐ適応できるような実践的な内容も多く含まれていることを再確認しました。
追記:この記事の「あの国で留学」さんのサイト用に書き直しました。