【実録】ニュージーランドから帰国後にタックスリターンを申請する方法

この記事を読んで欲しい人 | コロナウィルスの影響で急遽NZから帰国した(する)ワーホリの人 |
記事を読んだ後分かること | 日本からもタックスリターンが出来ます |
こんにちは。
ニュージーランドからDuke(@kogepanman)です。
これを書いている2020年3月29日世界はコロナウィルスの影響で大きく揺れ動いていますね。
僕の住むニュージーランドもロックダウンに入り家から動けない状態になって4日目を迎えています。
さて・・・その間にニュージーランドではフルタイム、パートタイムそしてカジュアルで働いている人に対して収入のサポートを決めました。
ここでは詳細は省きますが人命(食べられない人を出さない事)を優先した素晴らしい措置だと思います。
これはビザに関係なく適応されてワーホリでも対象になるのですがそもそも働けないままではここでの生活が成り立たないワーホリの人もいて急遽帰国を余儀なくされた方も多いようです。
そしてそんな方々から帰国後にタックスリターンの件で連絡を頂くことが日に日に増えました。
理由は過去のこの記事を見つけてです。
この記事の後も問い合わせは増えたのですが特に内容は「日本に帰国後にタックスリターンができない」といったものでした。
自分もその後IRDにコンタクトを取ったりして調べておりましたがこの度日本から帰国後に実際にタックスリターンをされた方からご報告を受けました。
その方法をシェアしてOKとの事でしたので今回紹介させて頂きます。
納税の仕組みやその他については前回で書いていますのでその辺も省略してズバリ具体的な手続きについて書いています。
もくじ
タックスリターンの手続き
・銀行のSwiftコードは銀行に聞けば教えて貰えます。ネットで検索も可
・私の場合、地方銀行の口座でしたが大丈夫でした。
各ステップの注釈
※①PCで登録後、国際電話でIRDにコンタクトしmy IRを有効にしてもらいました。
実は帰国後に皆さんが躓く最大の理由はここだと思われます。
皆さんオンラインでの登録は出来るのですがその後にNZのIRDに電話で登録した旨を伝えないとアカウントが有効化されないのです。
ただIRD(他NZの公的機関全般的に^^;)は電話がなかなか繋がりません。
ニュージーランドであれば繋がらなくても「現在混みあっているので30分後にこの電話に掛け直します」という選択肢があって折り返しを待てるのですがNZ国外だとそのサービスは適応されません。
なので根気強く繋がるまで粘るしかありません。
それとここで電話で何を聞かれるか英語に自信がなくて・・・という方もいるようですが通常こういった確認は自分の名前や生年月日、IRD番号、パスポート番号、入国日、帰国日、もし分かれば稼いだ額とそれまでに支払った税金の総額等を控えておいて・・
くらい言えれば問題ないと思いますので是非チャレンジしてみて下さい!
因みにこの記事を書いている3月29日現在MyIRを含むIRDのサイトがシャットダウンしているようです。
アクセスが多いのでしょうが税務局が繋がらないって・・・NZ^^;
※②既に日本在住である事とニュージーランドに有効な銀行口座が無いことを連絡
入金自体は日本でもニュージーランドでもどちらも可能との事です・・・が
できればニュージーランドの口座は閉じない事をお勧めします。
というのも海外での口座開設は年々厳しくなっています。
将来的にまた作りたいとなってもその時にまた作れる保証はありません。
日本円以外で資産を保有するのにも将来使う事があるかもしれません。
オンラインのみで運用する場合は月額や年額なども取らない口座もありますので考慮に入れる事をお勧めします。
※③銀行のSwiftコード、住所、支店番号、口座番号、自身の名前、住所、電話番号
このSwift codeという耳慣れない言葉はいわゆる世界共通の銀行コードのようなものでネットでもすぐ調べられると思います。
それ以外にも受け取り銀行の住所などを聞かれる場合もありますがこれらもネットですぐ分かると思いますのでこちらも調べておきましょう
※⑤銀行に身分証明を持って確認に行き翌日に口座へ入金完了
日本の場合は海外からの受取手数料なるものを支払う場合もあると思いますのでこちらも留意しておいて下さい。
それでも上手くいかないという方へ
今回のこの経験者の方の報告で実際の流れが分かるようになったと思います。
正直これ以上の事を僕に聞かれても実際の部分はやっていないので返答はできません。
ただそれでもやはり・・・
・IRDに繋がらなかった(もしくは通じなかった)
・上の流れでやってみても上手く行かなかった
という方は最終手段があります。
それは代理人を立てて手続きを進めるという方法です。
この代理人は通常会計士が務めますが現実問題としていち個人のワーホリのタックスリターンに対応している会計士さんはなかなか少ないです。
(僕も何人か確認しましたが企業以外を受け付けるところは少ないです)
ただそういうの専門に有料サービスでやっている現地の企業もありますし、本当にどうしようもないという場合は僕も受ける事があります。
ですので本当に困っているという場合はご連絡下さい。
まずは自分でやってみるって事が大事ですよ!
(それまでのワーホリで学んだように^^)
最後にワーホリの方へ
今回のコロナウィルスで泣く泣く日本への帰国を選んだ方の気持ちを考えるととても悲しい気持ちになります。
折角日本での生活などをリセットしたり大きな決断をして海外に渡ったのにこんな事が起こるなんて・・・
自分だったら相当悔しい思いをしていると思います。
でも、だからこそ、この後の各国の対応も追いかけてみて下さい。
こんな止むを得ない理由なのでビザの延長を考慮する事をアナウンスしているニュージーランドみたいな国もあります。
場合によっては入国の期間を過ぎてもまた戻って来る事が出来るかもしません。
(今はまだ考えられなくても)諦めずにどんな方法があるか各国の対応もチェックするようにして下さい。
あなたの海外経験をこれからも応援しています!