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34.教会の町でメルボルンで迷える男

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24歳の時に1年オーストラリアでワーホリを経験。ワーホリから帰国後5年弱外資系で働くも今度は海外で働く事を目指して30歳を目前にニュージーランドでギリホリを経験。そして思いの外ハマってしまいこの地に住んで16年目。どうすればもっと日本人が外に出やすいかをいつも考えてぐるぐるしています^^
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窓から見えるのは広大な平原と満天の星。

 

その他は人も家も明かりも何も見えない。
バスはメルボルンを目指し走り続ける。

 

車内はもう明かりが消され皆静かに寝息を立てていた。
やたら話し掛けてきた隣の座席のオランダ人もようやくオチたらしい。

 

時計を見るともう午前1時を回っていた。
オレはボーっと空を見ながらこれからの1人旅についてあれこれと考えていた。

 

いよいよオレも憧れの?バックパッカーだ!!
滞在期間は残り1ヶ月ちょっと。

 

このワーホリを締めくくるのにどんな事が待っているんだろう?
この約1年で何かが変わったのだろうか?などと取り留めのない事を考えなんだか妙に気分が高揚してなかなか寝付けなかった。

 

しばらくはそうやって飽きずに星空を眺めていたがCDウォークマンから流れるENYAを聞きながらいつの間にか浅い眠りに着いた。
今はそう思わないけどENYAは何を聞いても同じに聞こえ、寝る前には最適だと思った。

 

朝方バスはメルボルンのトランジットセンターに到着した。
やはりシドニーより南に位置しているので肌寒くセーターを着た。

 

オレは他の旅行者と同様にバックパッカーのパンフを色々眺め安くてサービスの良い所を探した。
セントギルド(町の中心部から車で15分ほど)。一泊12ドル、朝食付。
これが一番条件が良いような気がして早速予約を入れる。

 

バックパッカーは以前泊まった所の様に1部屋に2段ベットが4つくらい並べられた雑魚寝部屋だった。
オレは大きいほうのバックパックを下ろすと小さい方を担いで早速町に出てみる事にした。

 

朝10時頃に出発した頃には天気は快晴でポカポカした冬の散歩はとても心地よかった。
この町は教会がたくさんあってその周りには必ずと言っていいほど落葉樹が立っていた。

 

なぜか妙に落ち着く気分にさせる町だと思った。
オレはあてもないまましばらく1人で散歩を楽しんだ。

 

途中タダの美術館があったので入ってみることにした。
そこには今まで散々見てきたアボリジナルアート(先住民の絵など)が多く展示されていてもうええっちゅうねん!!とか思いながら観ていると途中でバスで一緒だった日本人の女の人に会った。

 

バスの休憩所でタバコを1本あげた時に少し話したコだった。
オレが「なんかおもしろいのあった?」と聞くと「まあタダだからねえ。」と納得の答えを返した。
それからしばらく立ち話をした後、館内にあったCAFEで紅茶を飲みながら少し話をした。

彼女はここからアデレードを経由して彼に会いに西のパースに行くと言った。

 

会いに行くのは半年振りとのことで今からワクワクしてるのが表情に表れてた。
今回は折角なのでシドニーから1人旅を経由してパースに向かってるらしい。

 

オレは話を聞いているうちにどういう心境からか良く知らないこの女の人に変な質問をしていた。
「そんな長いこと会ってなくて心配とかしないの?」とオレ。

 

「全然!!」と彼女。
「全然?・・・・・・自分の気持ちに疑問を持ったこともない?」と再びオレ。
ない!!と更に彼女。

 

「・・・・・言い切ったねえ。・・・・・オレは・・・・・・・自分でよく分からないな・・・」

 

「何で?」

 

「・・・何でって言われても・・・・・・・・
なんて言うかさー長いこと離れてると自分の事。彼女の事。よく分からなくなる

 

なんか近くだったら小さな衝突でも遠いと色んなことがすれ違ってるように感じる事がある。
・・・・こんな事良く知らない君に話すのも変だけどね。」

 

「いいんじゃない。よく知らない人だから話せるってこともあるでしょ?!・・・でもね、そう思うんだったら早く彼女に会ったほうがいいよ。女だって彼が夢を追ってるのを手放しで待ってるだけって訳じゃないんだから。
やっぱり長く離れてると女だって寂しいし不安になるもん。」

 

 

「エッ。・・・・・・今、心配も疑問もないって言わなかっけ?!」

 

「うん。言ったよ。でもそれは私個人の話。私の気持ちは変われないし彼の気持の変化を
心配したって何もいいことないでしょ?そんな事詮索して重荷にはなりたくないしね。とにかく状況がどうなろうと”私たちは心配ない”って信じる事よ。」

 

「・・・うーん分かるような、矛盾してるような・・・」

 

「分かってないわねーそれが女心なの。まだまだ青いわねっ。フフッ」by 3歳年上のお姉さま

 

「・・・・・・・・。」

 

1998年7月2日自他共に認める超オヤジまだまだ青い宣言される。

 

「みんなあー。この年号は今度の中間に出すからしっかり暗記しとくようにい!!」

 

生徒(エキストラ):「えーーーーっ!!」

 

98月 2 日
「旅初日でさっそくワナに(9872)ハマるオヤジ”と覚えとけえー!!」

 

文字通りブルーになった。

 

最後に「君は強いヒトだね。」と言うと
「そうよ。だって恋してるもん。」と嬉しそうに微笑んで彼女は町に消えていった。

 

次の日の昼は宿の近くの港でポカポカ陽気の中うたた寝をしながら
彼女が言っていた事を考えていた。

 

少し気持が楽になった気がした。

 

そうだよ。今ウジウジ考えたってしょーがねー。
今は自分を信じて前に進むしかない。旅を楽しもう。

 

前向きに前向きに・・・・よーしなんか良いこと起きそうな予感してきたぞ。フフン。
と気分良く近くの公園を歩き始めた。

 

すると・・・
いきなり黒い白鳥???に遭遇した。
わーい!!黒い鳥だあ。縁起いいーーー!!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」良い事起こりそうな予感はあっという間に消えていった。

 

 

”クックックッ・・・・・まだまだお前の苦悩の旅はこれからだぜ。まあ、せいぜえあがくんだな・・・・・・。”
悪い黒鳥は答え・・・る訳ない。

 

そしてまたあてもなく1人で町を散歩した。

場所も目的も決めず1人で歩く並木道はとても贅沢な時間に思えた。
何で教会や冬の木がこんなにも気分を落ち着かせるのか分からなかったけどなぜかこういう空気は1人だからこそ落ち着くんだと思った。

なんか孤独の世界に入ってく感じだ。・・・・・危ねーな・・・

その日の晩に40¢ビリヤードをやって仲良くなったノルウェー人に”グレートオーシャンロード”というツアーについて色々聞いてるうちにオレにとって一石二鳥のツアーだと思い早速次のツアーの申し込みをした。

オレは次の町のアデレードから大陸横断世界最長列車”インディアンパシフィック号”に乗ってパースに向かう事になっていてメルボルンからはバスでアデレードに向かう予定だったが変更した。

そして絶景と噂される”グレートオーシャンロード”のツアーを経由してアデレードに入ろうと思った。

というのもオレが使っているキロバスというのは”何キロまではいくら”というシステムなのでオレは最初に予定していた最終目的地北のダーウィンまでの距離分までしかチケットを買っていなかった。

だけど結局最後にダーウィンからホームステイファミリーの住むブリスベンまで戻る事に決めたので不足分の距離をバスとは別に稼ぐ必要があった。

そういう意味でもこの”メルボルン出発~グレートオーシャンロード~アデレード着”というツアーは最適だと思った。

つまりはメルボルン~アデレードまでの距離分をダーウィンから先のバス移動に使えるという事だ。
運良く次の日の朝にそのツアーが取れた。

10人乗りくらいの小さなワゴンで名所を回るというものだった。1泊2日の旅だった。

そしてこの予定変更によってオレは驚くべき運命の悪戯に遭遇することとなる。

 

 

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